Classi株式会社様 | お客様の声 | DIA for PM | exaBase DXアセスメント&ラーニング
業種 | 教育プラットフォームの開発・運営 |
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従業員数 | 142名(2021年8月現在) |
用途 | PMの人材育成 |
DIA for PMの結果共有会で、PM同士の学び合いの重要性を実感。
プロフィール
ソフトバンクにて、技術職としてガラケー開発、200万人が利用するキャリアサービスの企画/マーケティング/アナリティクス責任者、新規事業(決済)の事業推進/マネージャを経て、2014年にベネッセホールディングスとの合弁会社であるClassiの設立/事業を開始。
PMは顧客(UX)開発(Tech)事業(Biz)の3軸でプロダクトを担う
Classiは、学校向けに提供しているサービスです。高等学校をはじめ、中等教育学校・中高一貫校、専門学校など全国3000以上の学校、まさに全国の2校に1校に導入している教育プラットフォームを提供しています。
弊社ではプロダクトチーム制を組んでおり、そのプロダクトに関する意思決定は、基本的にはチームで行っています。プロダクトマネージャーは、顧客(UX)開発(Tech)事業(Biz)のバランスを取りながら。プロダクトの成功に情熱を持ってコミットし、意思決定を行う役割と位置付けております。
ソフトバンクとベネッセホールディングスのジョイントベンチャーとして設立されたClassiは、ICTと教育事業において強みを持っています。今後も事業やプロダクト、そしてプロダクトを率いるプロダクトマネージャーの成長が、企業の躍進にも繋がっていくと考えています。
基礎力・実践力・マインド──3つのPMスキルを成長支援
プロジェクトマネージャーの成長に対しては、基礎力、実践力、マインドという三つスキルに分類し、育成を行っています。基礎力については、Tably及川さんの研修を受講した上で、必要な知識やスキルについては個人それぞれの自己学習に任せていました。
実践力やマインドについては、実戦で学ぶことがとても重要だと思っています。そこで取り組んでいる内容としては、経験豊富なPMがメンターとなり、学びたいPMと組むOJTスタイルで育成を実践しています。
他にも、チームをたすきがけにしたPM同士の状況共有や意思決定の補完、プロダクトマネジメントのナレッジや技術の情報、悩みを定期的にシェアする仕組みをつくり、お互いに学び合う体制を整えております。
PM育成の課題は、現状把握・時間確保・孤軍奮闘・個人依存
一方で、日々の業務に走り続けるため、「PMスキルの現在地が見えにくい」「落ち着いて学びに向き合う時間が取りにくい」「孤軍奮闘する中でお互いが見えにくい」といった課題がありました。特に基礎力については、「個人での学びに依存してしまっていた」という面もあったと思っています。
DIA for PMの受講を決めた理由は、「今まさにPM領域を盛り上げているTably及川さんと、アセスメントのプロであるエクサウィザーズの組み合わせで、PMのアセスメントができるなんて最高に面白そう!」という直感的なものでした。
また、おそらくPMたちも自分の能力スコア化に対して、興味を持つだろうと考えました。
実際にはトライアルを受けてみて、PMにも意見を聞いた上で、受講を開始しました。
DIA for PM受講後に「結果の共有会」を実施
DIA for PMのアセスメントを受講した後に、お互いにフィードバックし合う「結果の共有会」を実施しました。
具体的には、まずDIA for PMのチェッカーの画面に自分の振り返りと、他の人からのフィードバックを付箋にベタベタ貼ってフィードバックしていきます。
このときは戦略のスコアが少し高めに出たので、戦略に関する話題が多かったのですが、「普段こういうことを考えてやっています」「こういう観点に課題があるから、こうしたらいいよ」といった感想・意見・情報共有・アドバイスが展開され、気づきが多かったと感じています。
それぞれの結果とフィードバックがこういう形で集まり、この付箋の数が可視化されたフィードバックの数。黄色の付箋が自分の振り返りで、青の付箋が他者からのフィードバックになっています。このフィールドで見たときに他者からのフィードバックが多く、学びが大きかったと思っています。
実際に受講したPMにアンケートを取ってみたので、いくつかご紹介します。
「頑張ってきたところが数値をして現れ、自信につながった」
「個人能力任せになっていた部分が、PMとしての指標作りや現状把握にやくだった」
「内省につながり、ネクストアクションに向けて意欲がわいた」
「他者の振り返りやノウハウが自身にも活かせそう」
このようにPMの測定と学びだけではなく、モチベーションの向上やチームビルディングの要素もあったと考えています。こうした共有会とセットでやることで、全体感を捉えられたことは良かったです。
DIA for PM を通じて、PM同士の学び合いの重要性を実感
冒頭にお伝えした実践力、基礎力、マインドのアセスメントで測ったものと、今後学んでいくための形を作るために、以下のようなマトリクスに作成しました。
DIA for PMでスコア化しづらい実践力については、共有会を合わせて実施することで、他の人からのフィードバックや自身の振り返りから、全体感を捉えることができます。
受講してみて、改めてPM同士の学び合いは重要だと感じました。PMの能力を測る一つの要素として、近くにいてお互いの事業構造を理解しているからこそのフィードバックは励みにもなります。
基礎力に関する育成支援がClassiではあまりできてなかったのですが、アセスメントで可視化することで、その現在地が見え、伸ばしたい領域が言語化しやすくなる。そういう特性があったと思っています。また、立ち止まって学ぶ機会になったことも、良かった点の一つでありました。
さらにDIA for PMで明確化した能力の棚卸しや、それを習慣化するための仕組み作りを進めています。今後もPMの学びや成長に繋がる取り組みに挑んでいきたいと思います。