「不動産業界に所属していて自社のDXをどう推進すべきか迷っている」「DXのメリットやデメリットが分からない」などと悩んでいませんか?
不動産業界におけるDXは、業務効率化や顧客満足度向上など多くのメリットがあります。一方で、初期投資コストやデータセキュリティリスクなどのデメリットもあるため、慎重に検討しなくてはいけません。
本記事では、不動産DXの定義や重要性、具体的なメリット・デメリットについて解説します。おすすめのツールや成功事例、導入の流れもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
不動産業界におけるDXとは?
不動産業界におけるDXは、デジタル技術を活用して業務プロセスや顧客体験を革新する取り組みです。従来の不動産取引や管理方法を根本から見直し、効率化と価値創造を目指します。
具体的には、物件情報のデジタル化やオンライン内見、AI活用の査定などの領域でデジタル技術の導入が進んでいる状態です。不動産DXにより、業界全体の生産性向上と新たなビジネスモデルの創出が期待されています。
不動産DXの目的
不動産DXの主な目的は、業務効率の向上と顧客満足度の増大です。煩雑な事務作業をデジタル化することで、従業員の負担を軽減し、より付加価値の高い業務に注力できるようになります。
同時に、顧客にとってはオンラインでの物件探しや契約手続きが可能になり、利便性が大幅に向上させることが可能です。DX推進の取り組みにより、不動産業界全体の競争力強化と持続可能な成長が実現できると期待されています。
不動産会社の98%が推進すべきと回答
不動産業界におけるDXの重要性は、業界内で広く認識されています。2022年、株式会社GA technologiesが実施した調査によると、98.4%の不動産会社がDXを推進すべきだと回答していました。
調査結果は、業界全体がデジタル化の波に直面していることを示しています。主な推進目的は業務効率化であり、WEB会議システムの導入や電子契約の検討が進んでいる状態です。
DXの進め方について身近な例を知りたい場合は、資料にまとめているのでぜひ以下からダウンロードを進めていてください。
参考:文部科学省「文部科学省におけるデジタル化推進プラン」(令和2年12月23日)
不動産業界におけるDXが重要視されている理由
不動産業界でDXが重要視される理由は、以下のとおりです。
- 顧客ニーズの多様化と高度化への対応
- 業界の競争激化に伴う差別化
顧客ニーズの多様化と高度化への対応
顧客ニーズの多様化と高度化に対応するため、DXが急務となっています。インターネットの普及により、顧客は膨大な情報にアクセスできるようになり、より詳細で正確な物件情報を求めるようになりました。
DXを推進することで、VR内見やAIによる物件レコメンデーションなど、個々の顧客ニーズに合わせたサービス提供が可能です。結果、顧客満足度の向上と成約率の増加が期待できます。
業界の競争激化に伴う差別化
不動産業界の競争激化に伴い、DXによる差別化が重要になっています。従来の営業手法だけでは、他社との差別化が困難になっているためです。
DXを推進することで、ビッグデータ分析による物件提案やブロックチェーン技術を用いた取引システムの構築など、独自サービスを展開できます。新しい取り組みにより、競合他社との差別化を図り、市場シェアの拡大につなげることが可能です。
不動産業界にDXを導入するメリット
不動産業界にDXを導入するメリットは以下のとおりです。
- 業務の効率化と生産性向上
- データ分析による意思決定の精度向上
- 顧客体験の向上と満足度アップ
- 新たな収益源の創出
- リアルタイムな市場動向の把握
業務の効率化と生産性向上
DXにより、不動産業界の業務効率化と生産性向上が実現します。従来の手作業による事務処理や書類管理をデジタル化することで、作業時間を大幅に削減できます。
例えば、クラウドベースの物件管理システムを導入すれば、物件情報の更新や顧客データの管理がスムーズです。導入を進めれば、従業員は付加価値の高い業務に注力でき、企業全体の生産性が向上します。
データ分析による意思決定の精度向上
DXの推進により、データ分析に基づく精度の高い意思決定が可能になります。不動産市場のトレンドや顧客の嗜好を正確に把握し、戦略的な意思決定を行うことが可能です。
例えば、AIを活用した需要予測システムを導入すれば、地域ごとの将来的な不動産価値の変動を予測し、投資判断に活用できます。そのため、リスクの低減と収益性の向上が期待できます。
顧客体験の向上と満足度アップ
DXの導入により、顧客体験の向上と満足度アップが実現します。オンラインでの物件検索やVR内見など、顧客のニーズに合わせた柔軟なサービス提供が可能です。
例えば、AIチャットボットを導入すれば24時間365日の顧客対応が可能になり、顧客の利便性が大幅に向上します。また、ビッグデータ分析を活用したおすすめ物件の紹介により、顧客満足度の向上と成約率の増加が期待できます。
新たな収益源の創出
DXの推進により、不動産業界で新たな収益源の創出が可能です。従来の不動産取引や管理業務に加え、デジタル技術を用いた新しいサービスが展開できます。
例えば、IoTを活用したスマートホームサービスの提供といった、テクノロジーを駆使した新規ビジネスの展開が可能です。収益構造の見直しにも繋がり、新たな収益を得る手段にもなりえます。
リアルタイムな市場動向の把握
DXの推進により、リアルタイムな不動産市場動向の把握が可能です。ビッグデータ分析やAIを活用することで、市場の変化をリアルタイムで捉え、迅速な対応ができます。
例えば、SNSデータや検索エンジンのトレンド分析を活用すれば、新たな不動産需要の発生をいち早く察知できます。市場の変化に先手を打った戦略立案が可能になり、他社との差別化を図れる点もメリットです。
不動産業界にDXを導入するデメリット
不動産業界でDXを推進する際には、以下のデメリットや課題が存在します。
- 初期投資コストの増大
- データセキュリティリスクの増加
- 従来の業務スキルの陳腐化
初期投資コストの増大
デジタル化に伴う初期投資コストの増大は、特に中小規模の不動産会社にとって大きな課題です。システム開発費用やハードウェアの導入費用、従業員教育費用など、多額の投資が必要になる場合があります。
一方で、クラウドサービスの活用やオープンソースソフトウェアの利用など、初期コストを抑える方法も存在します。また、段階的な導入計画を立てれば、投資負担を分散させることも可能です。
データセキュリティリスクの増加
デジタル化に伴い、データセキュリティリスクの増加が懸念されます。顧客の個人情報や取引データなど機密性の高い情報をデジタル管理すれば、サイバー攻撃のリスクが高まるため注意が必要です。
セキュリティ対策として、最新のセキュリティ技術の導入や従業員のセキュリティ教育の徹底は不可欠です。定期的なセキュリティ監査の実施や、アクシデントが発生した際の対応計画の策定などが必要となります。
従来の業務スキルの陳腐化
DXの浸透に伴い、従来の業務スキルの陳腐化が課題となります。デジタルツールの操作やデータ分析スキルなど、新たな能力が求められるようになるためです。
新たなスキルを身につけるためには、継続的な従業員教育やデジタル人材の採用・育成が重要です。従来のスキルとデジタルスキルを組み合わせれば、人材の有効活用を図れます。
不動産業界におすすめのDXシステム・ツール6選
不動産業界のDX推進に効果的なシステムやツールが多数存在します。業務効率化や顧客満足度向上につながるため、不動産DXを推進する際にはツールの導入を進めましょう。
以下に、おすすめのDXシステム・ツールをまとめました。
- いえらぶCLOUD
- 賃貸革命10
- 速いもんシリーズ
- 不動産クラウド
- PropoCloud
- KASIKA
詳しく紹介いたします。
いえらぶCLOUD
特徴 |
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金額 | 月額:5万円程度~ |
HPリンク | https://cloud.ielove.jp/ |
いえらぶCLOUDは、不動産業務全般を一元管理できるオールインワンシステムです。仲介業務と管理業務の両方に対応し、物件情報管理から顧客対応まで幅広くカバーします。
クラウドベースのシステムであるため、場所を選ばず業務が可能です。物件ポータル連動や反響取込・顧客管理、賃貸管理システムなど、多彩な機能を提供しています。
賃貸革命10
特徴 |
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金額 | 初期費用:0円~ 月額:要問合せ |
HPリンク | https://www.n-create.co.jp/pr/product/kakumei-chintai/ |
賃貸革命10は、賃貸管理業務に特化したクラウド対応システムです。インボイス制度や賃貸住宅管理業法といった新しい法制度にも対応しており、全国5,300社以上の導入実績を持ちます。
物件情報やオーナー情報、入居者情報を一元管理し、業務の効率化を実現します。初期費用0円からの導入が可能で、テレワークにも最適なシステムです。
速いもんシリーズ
特徴 |
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金額 | 要問合せ |
HPリンク | https://iimon.co.jp/service |
速いもんシリーズは、不動産仲介・売買業務の効率化に特化したSaaSツールです。物件査定や重要事項説明書作成など、特定業務の効率化に焦点を当てています。
業務ごとに、必要なツールを選択できる柔軟性が魅力です。直感的な操作性と高速処理が特徴で、2,500店舗以上の利用実績があります。
月間利用回数は120万回以上に達し、継続率は98.6%と高い評価を得ています。
不動産クラウド
特徴 |
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金額 | 要問合せ |
HPリンク | https://fudosan-cloud.com/dx |
不動産クラウドは、不動産業界の業務フローに合わせたカスタマイズ可能なシステムです。物件管理や顧客データ管理、AIを活用した自動電話システムなど、多様な機能を提供します。
個社の事情に合わせたカスタマイズが可能で、高速開発と低コスト運用を実現する点が魅力です。不動産事業の知見を活かした戦略的なDX推進をサポートし、部分的な業務効率化から全社的なDX推進まで幅広く対応します。
PropoCloud
特徴 |
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金額 | 要問合せ |
HPリンク | https://service.propo.co.jp/ |
PropoCloudは、提案書作成に特化したクラウドツールです。テンプレートや過去の提案書を活用し、効率的に高品質な提案書を作成できます。
チーム内での共同編集や承認フローの設定が可能で、提案書作成プロセスを最適化します。営業力強化と成約率向上に貢献し、不動産企業の競争力向上を支援してくれる点が特徴的です。
KASIKA
特徴 |
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金額 | 初期費用:要問合せ 月額費用:50,000円~ |
HPリンク | https://cocolive.co.jp/ |
KASIKAは、AIを活用した不動産査定システムです。膨大なデータを分析し、短時間で精度の高い査定結果を提供します。
自動で長期追客を行い、優良顧客をリストアップする機能が特徴的です。顧客の興味や行動をデータで把握し、効果的な営業活動をサポートします。
人的要因による査定のばらつきを抑え、客観的な価格設定が可能になります。
不動産DXの成功事例
不動産業界にてDXを進めたことで、業務効率化と顧客満足度向上の両面で大きな成果を上げている企業が存在します。ここでは、不動産DXの成功事例を紹介します。
不動産投資の売買契約書のデジタル化|RENOSY
RENOSYによる不動産投資の売買契約書のデジタル化は、契約手続きの効率化と顧客体験の向上を実現しています。従来は1契約あたり平均177枚の書類を紙で交付していましたが、電子化により大幅な改善が図られました。
顧客は専用アプリ「OWNR by RENOSY」で契約書類を確認できるようになり、重要事項説明や契約締結をオンラインで進められるようになったのです。結果、契約手続きの時間短縮と顧客の利便性向上が実現しています。
参考:RENOSY、不動産投資の売買契約時に交付する書類を電子化|GA technologies
物件管理システム「不動産BB」|株式会社パナホーム兵庫
株式会社パナホーム兵庫は、物件管理システム「不動産BB」と電子入居申込機能を導入し、業務効率を大幅に向上させています。従来はExcelで管理していた空室一覧をFAXで仲介業者に送付していましたが、不動産BBの導入により作業が不要になりました。
電子入居申込機能の導入により、個人契約の約8割が電子申込となり、書類の精度向上と添付漏れの削減を実現しています。取り組みにより、FAXの送付や資料作成にかかっていた時間を大幅に削減し、他の業務に注力できるようになりました。
参考:不動産BB、賃貸革命、電子入居申込導入事|日本情報クリエイト株式会社
遠隔接客できる「あいホームバーチャル展示場」|あいホーム
宮城県の株式会社あいホームは、遠隔接客が可能な「あいホームバーチャル展示場」を開発し、住宅展示のDXを実現しました。バーチャル展示場では、全17棟のモデルハウスをスマートフォンで内覧できるため、顧客は時間や場所の制約なく住宅を比較検討できます。
特殊なデバイスを必要とせず、直感的な操作で360度の内部を見れる点が特徴です。取り組みにより、あいホームは実際の展示場来訪者数の約50倍にあたる年間6万件の訪問者数を見込んでおり、遠方の顧客との接点創出を目指しています。
参考:遠隔接客できる「あいホームバーチャル展示場」が2月26日にオープン|PR TIMES
不動産業界にDXを推進する上での課題
不動産業界でDXを推進する際には、以下の重要な課題があります。
- デジタル人材の確保と育成
- 既存システムとの統合や移行の複雑さ
- 組織文化の変革が必要
デジタル人材の確保と育成
デジタル人材の確保と育成は、DX推進における最大の課題の一つです。技術の進歩が速いIT分野では、常に最新の知識とスキルを持つ人材が必要となります。
既存社員のスキルアップと外部からの人材採用を並行して進めることが効果的です。社内研修プログラムの充実や外部の専門家との連携により、継続的な人材育成を行うことが重要です。
実務で活躍するDX人材育成なら、exaBase DXアセスメント&ラーニングをぜひご検討ください。
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既存システムとの統合や移行の複雑さ
既存システムとの統合や移行は、技術的にも運用面でも複雑な課題です。長年使用してきたシステムには、蓄積されたデータや業務ノウハウが存在します。
段階的な移行計画を立て、十分なテストと検証を行うことが重要です。APIを活用した柔軟な連携やクラウドサービスの利用により、スムーズな統合を実現できる可能性があります。
組織文化の変革が必要
DX推進には組織文化の変革が不可欠です。従来の業務慣習や意思決定の工程を見直し、デジタル時代に適した柔軟な組織文化を構築する必要があります。
トップダウンでの明確なビジョン提示と、ボトムアップでの改善提案を両立させることが効果的です。小さな成功事例を積み重ね、組織全体の意識改革につなげていくアプローチが有効です。
不動産業界でDX化を促進する流れ
不動産業界でDXを推進する際には、以下の流れで進めていきましょう。
- 目的と課題の洗い出し
- 戦略立案
- 適切なツール・システムの選定
- 技術選定と導入計画の立案
- 小規模な試験導入
- 社内教育・トレーニング
- 本格的な導入と展開
- 効果測定と継続的な改善
1. 目的と課題の洗い出し
DXの第一歩は、明確な目的設定と現状の課題把握です。経営層を含めた全社的な議論を通じて、DXで実現したい目標を具体化します。
同時に、現在の業務プロセスや顧客対応における非効率な点や改善が必要な領域を洗い出しましょう。定量的なデータ分析と現場の声の両方を活用し、包括的な課題把握を行います。
2. 戦略立案
目的と課題が明確になったら、具体的なDX戦略を立案します。短期・中期・長期の目標を設定し、段階的な実施計画を策定しましょう。
予算配分や人材配置、技術選定の方針など、戦略の骨子を固めます。想定されるリスクと対策についても検討し、柔軟な対応が可能な戦略を立てることが重要です。
3. 適切なツール・システムの選定
DX戦略に基づき、適切なツールやシステムを選定します。市場に存在する様々なソリューションを比較検討し、自社の要件に最適なものを選びましょう。
ツールを販売する業者の信頼性や導入実績、サポート体制なども重要な選定基準です。必要に応じて複数のツールを組み合わせれば、より効果的なDX推進が可能になります。
4. 技術選定と導入計画の立案
選定したツールやシステムの具体的な導入計画を立案します。技術面での詳細な検討を行い、既存システムとの連携方法や必要なインフラ整備について計画を立てましょう。
導入スケジュールや必要な人員配置、予算の詳細化を行います。リスク管理計画や導入後の運用体制について、具体的に検討することが大切です。
5. 小規模な試験導入
本格導入の前に、小規模な試験導入を行います。特定の部署や業務プロセスを選んで、実際の業務環境でツールやシステムを試用します。
導入する段階において、操作性や効果の検証、想定外の問題点の洗い出しを行いましょう。試験導入の結果を詳細に分析し、必要に応じて計画の修正や追加対策を講じることが大切です。
6. 社内教育・トレーニング
新しいツールやシステムの導入に伴い、社内教育とトレーニングを実施しましょう。利用者向けの操作研修はもちろん、DXの意義や目的についての理解を深める機会を設けます。
段階的なトレーニングプログラムを用意し、個々の習熟度に応じた教育を行うことが大切です。継続的なサポート体制を整え、導入後の円滑な運用をサポートしましょう。
7. 本格的な導入と展開
試験導入の結果と社内教育の成果を踏まえ、本格的な導入と展開を行います。計画に基づいて段階的に導入範囲を拡大し、全社的な展開を目指しましょう。
導入の各段階で進捗状況を確認し、必要に応じて計画の調整を行います。利用者からのフィードバックを積極的に収集し、継続的な改善につなげます。
8. 効果測定と継続的な改善
デジタルツール導入後は定期的に効果測定を行い、当初の目標達成状況を評価します。定量的な指標と定性的な評価を組み合わせ、多角的な効果測定を実施しましょう。
測定結果に基づいて、さらなる改善点や新たな課題を特定します。テクノロジーの進化や市場環境の変化に応じて、継続的にDX戦略を見直し、更新していくことが重要です。
まとめ
不動産業界におけるDXは、業務効率化や顧客満足度向上など多くのメリットがあります。一方で、初期投資コストやデータセキュリティリスクなどのデメリットもあるため、慎重に検討しなくてはいけません。
DXは、企業の競争力を強化し、持続的な成長を実現するための重要な施策です。ぜひ本記事を参考にして、DXを進めてみてください。
なかなかDXが進まない場合は、成功に向けたポイントを押さえておくことが大切です。以下ではDXを成功させるためのポイントを資料としてまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。