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n8nの料金はいくら?プラン比較と選び方

n8nの料金はいくら?プラン比較と選び方

「n8nを導入したいが、料金体系がわかりにくい」「セルフホスト版は無料?」「ZapierやMakeと比べてコストはどうなのか」
業務自動化ツールとしてn8nの導入を検討する際、これらのような料金面での疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

n8nの料金体系は、クラウド版とセルフホスト版で構造が大きく異なります。さらに、課金の単位が他ツールと根本的に違うため、単純な金額比較だけでは判断を誤る可能性があります。

この記事では、n8nの全プランの料金詳細と課金の仕組み、セルフホスト版の実際のコスト、Zapier・Makeとの料金比較、そして自社に最適なプランの選び方まで、2026年最新の情報をもとに解説します。

なお、n8nの概要や特徴を知りたい方は「n8nとは?使い方やDifyとの違い、活用事例も紹介」をご覧ください。

n8nの料金体系|他ツールと異なる課金の仕組み

n8nは「ワークフロー実行回数(Execution)」をベースに課金されます。ワークフローが起動してから終了するまでの一連の流れが1回の実行としてカウントされ、途中のステップ数やデータ量は料金に影響しません。

この仕組みは、ステップごとに課金されるZapierや、オペレーション単位で課金されるMakeとは根本的に異なります。たとえば、5つのノードを経由するワークフローでも、n8nでは1回の実行として扱われます。同じ処理をZapierで組むと4〜5タスク分の課金が発生するため、複雑なワークフローではn8nの実行回数ベース課金がコスト面で有利に働く場合があります。ただし、実行頻度や外部API費用、運用工数を含めて比較する必要があります。

加えて、2025年8月の料金改定により、全プランでワークフロー数とユーザー数の上限が撤廃されました。現在は実行回数のみが課金対象となっており、料金体系はよりシンプルになっています。

出典:「Plans and Pricing」n8n

n8nの料金比較表

n8nの有料プランはStarter・Pro・Business・Enterpriseの4つです。Starter/Proはn8n社がホスティングするクラウド版、Businessはセルフホスト向け、Enterpriseはクラウド・セルフホストの両方に対応しています。Businessおよびセルフホスト版のEnterpriseでは、自社側でインフラ管理が必要です。

以下は2026年6月時点の料金です。すべて年払いの場合の月額で、ユーロ建てとなります。

項目 Starter Pro Business Enterprise
提供形態 クラウド クラウド セルフホスト クラウド/セルフホスト
月額(年払い) €20 €50 €667 要問合せ
月間実行回数 2,500回 10,000回 40,000回 カスタム
同時実行数 5 20 スケーリング対応 200以上
共有プロジェクト 1 3 6 無制限
ユーザー数 無制限 無制限 無制限 無制限
ワークフロー数 無制限 無制限 無制限 無制限
SSO / SAML × ×
Git連携 × ×
サポート フォーラム フォーラム フォーラム 専任担当(SLA付き)

※1€≒165円前後(2026年6月時点。為替レートにより変動) ※月払いの場合は上記より約17%割高

出典:「Plans and Pricing」n8n

Starterプラン(€20/月〜)

月間2,500回の実行回数が含まれるため、小規模な検証や基本的な操作確認に使いやすいプランです。 14日間の無料トライアルがあり、クレジットカード不要で開始できます。ただし同時実行数が5に制限されているため、複数のワークフローを並列で動かす運用には向きません。

Proプラン(€50/月〜)

小規模チームでの本番運用に対応するプランです。実行回数はカスタムで設定でき、同時実行数は20まで拡張されます。ワークフロー履歴や実行検索、グローバル変数など、運用に必要な管理機能が追加されています。Starterでは実行回数や同時実行数が足りない場合のステップアップ候補になります。

Businessプラン(€667/月〜)

従業員100名未満の企業向けで、セルフホスト環境にライセンスキーを適用する形式です。SSO/SAML/LDAP認証、Git連携によるバージョン管理、環境の分離(開発/本番)など、企業利用に必要なガバナンス機能が揃います。月間40,000回の実行回数が含まれ、スケーリングオプションにも対応しています。

Enterpriseプラン(料金については要問合せ)

大企業や厳格なコンプライアンス要件がある組織向けのプランです。クラウド版・セルフホスト版の両方に対応し、実行回数はカスタム、共有プロジェクトは無制限です。専任サポート(SLA付き)やログストリーミング、外部シークレットストア連携など、エンタープライズ固有の機能が含まれます。

なお、従業員20名未満かつ総調達額€5M未満などの条件を満たすスタートアップは、Start-up PlanによりBusinessプランを50%割引で利用できます。

出典:「Start-up Plan」n8n

セルフホスト版(Community Edition)の費用|無料の範囲と実際のコスト

ライセンス無料で使える範囲と制約

n8nのセルフホスト版(Community Edition)は、ライセンス費用が無料です。GitHubからソースコードを取得し、自社のサーバーやクラウド環境にDockerでデプロイして利用します。

ライセンス無料の範囲で利用できる主な機能は以下のとおりです。

  • ワークフロー数:無制限
  • 実行回数:無制限
  • ノード(連携先):主要な連携ノードを利用可
  • コードノード(JavaScript / Python):利用可
  • AI連携ノード(OpenAI、Anthropic等):利用可

一方で、Community Editionでは、SSO、GitによるVersion control、Environments、Log streamingなどの一部機能は利用できません。これらの機能は上位プランで提供されますが、利用できる機能はプランごとに異なります。

出典:「Community Edition」n8n

インフラ費用の目安|規模別の月額コスト

Community Editionのライセンスは無料ですが、実際の運用にはサーバー費用やデータベース費用が発生します。以下は、利用規模別の月額コスト目安です。

利用規模 構成例 月額コスト目安
検証・学習用 ローカルPC(Docker Desktop) 0円(PC・回線費用は除く)
小規模業務利用 VPS 2vCPU / 4GB RAM + SQLite 約1,000〜3,000円
中規模業務利用 VPS 4vCPU / 8GB RAM + PostgreSQL 約5,000〜15,000円
高可用性構成 クラウド(AWS/GCP)+ 冗長構成 + 監視 30,000円以上

※上記はインフラ費用のみ。運用・保守にかかる人的工数は含まれていません。

セルフホスト版の費用を評価する際に見落としがちなのが、運用にかかる工数です。バージョンアップ対応、SSL証明書の更新、バックアップの設定と復旧テスト、障害時の対応などは、すべて自社の責任範囲になります。インフラ管理の体制が整っていない場合、運用工数がコストに跳ね返る点を考慮しておく必要があります。

n8nの導入手順やDockerでのセットアップ方法は「n8nの使い方|導入から自動化ワークフロー作成まで6ステップ」で詳しく解説しています。

n8nと他ツールの料金比較|Zapier・Makeとの違い

課金単位の違いとコストへの影響

n8n・Zapier・Makeは、それぞれ課金の単位が異なります。この違いが、実際の利用コストに大きく影響します。

項目 n8n Zapier Make
課金単位 実行回数(Execution) タスク数 クレジット(≒オペレーション数)
カウント対象 ワークフロー1回の起動〜終了 アクションステップごと モジュールの処理ごと
トリガー カウントされない カウントされない カウントされる
最安有料プラン(年払い) €20/月 $19.99/月 $9/月
最安プランの含有量 2,500実行 750タスク 5,000クレジット
セルフホスト 可能(無料) 不可 不可

※円換算は2026年6月時点の概算(1€≒165円、1$≒155円)

出典:「Plans and Pricing」n8n

Plans & Pricing」Zapier

Pricing」Make

ここで重要なことは、単価の見かけ上の安さではなく、実際のワークフロー1回あたりの消費量です。n8nではどれだけ複雑なワークフローでも1回の実行=1カウントですが、Zapierではアクションステップの数だけタスクが消費されます。

自社に最適なn8nプランの選び方

クラウド版とセルフホスト版の判断基準

クラウド版とセルフホスト版のどちらを選ぶかは、技術リソースとセキュリティ要件の2軸で判断するのが実用的です。

クラウド版が適しているケース:

  • インフラ管理の専任担当者がいない
  • まずは小規模にn8nを試したい
  • サーバーの運用・保守に工数を割きたくない

セルフホスト版が適しているケース:

  • 社内にDockerやサーバー運用の知見がある
  • データを外部に出せないセキュリティ要件がある
  • 実行回数が多く、クラウド版の従量課金を避けたい

迷う場合は、クラウド版のStarterプラン(14日間無料トライアル)でn8nの操作感を確認してから判断するとよいでしょう。ワークフローの設計自体はクラウド版・セルフホスト版で共通のため、後からの移行も可能です。

実行回数の見積もり方

ワークフローの種類によって、見積もりの考え方が異なります。

スケジュール実行型のワークフロー: 「毎日1回」なら月30回、「5分おきに実行」なら月約8,700回。実行頻度がそのまま回数になるため、見積もりは比較的容易です。

Webhook型(イベント駆動型)のワークフロー: フォーム送信やAPI呼び出しをトリガーとする場合は、1日あたりのイベント発生回数を見積もり、月間に換算します。たとえば「1日平均20件の問い合わせ」なら月600回が目安です。

見積もりが難しい場合の対処法: Starterプラン(月2,500回)で1〜2か月運用し、n8nの管理画面(Insights Dashboard)で実際の実行回数を確認してからプランを調整する方法がよいでしょう。

まとめ

n8nの料金について、課金の仕組みから各プランの詳細、セルフホスト版のコスト、他ツールとの比較まで解説しました。

ポイントを振り返ると、次の5点が挙げられます。

  • n8nの課金はワークフロー実行回数ベースで、ステップ数に依存しない。複雑なワークフローほどコスト効率が高い
  • クラウド版は€20/月(Starter)から利用でき、14日間の無料トライアルがある
  • セルフホスト版(Community Edition)はライセンス無料だが、インフラ費用と運用工数が発生する
  • ZapierやMakeと比較して、ワークフローの複雑さが増すほどn8nの費用対効果が高まる
  • 迷う場合はクラウド版のトライアルで操作感を確認し、実行回数の実績をもとにプランを判断するのが確実

n8nのようなワークフロー自動化ツールは業務効率化の有力な手段ですが、ツールの選定やワークフロー設計、外部API接続のセキュリティ対応まで含めると、自社だけで進めるのが難しい場面もあるかと思います。エクサウィザーズの「AIエージェント構築支援」では、Copilot Studio・n8n・Difyなどを用いたワークフローの設計・構築から内製化支援までを一貫して提供しています。「まず構築を任せたい」「ゆくゆくは内製化したい」という場合の選択肢として、ご興味があれば下記より詳細をご覧ください。

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エクサウィザーズが誇るAIエンジニアや、DXコンサルタントを始めとするプロフェッショナルの監修の元、マーケティンググループが監修・執筆しています。

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