【イベントレポート】ふくおかFG × エクサウィザーズ共催|企業の生成AI活用・DX推進支援を目的に『生成AI/AI情報交換会』を福岡で開催
FFG×エクサウィザーズの協業を通じたAI活用の知見やノウハウを地域に還元。
生成AI活用事例の共有や交流会も実施。参加者の90%以上が満足と回答。
株式会社エクサウィザーズ(以下、エクサウィザーズ)は、ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)と共催で、2025年12月4日に福岡で「生成AI/AI情報交換会」を開催しました。

本イベントは、AI・生成AIを活用した産業革新と社会課題解決に取り組むエクサウィザーズと、AI戦略を遂行し地域全体のDXを牽引するFFGが、両社間で行っているAIを活用した取り組みで得た知見やノウハウを九州エリアの企業へ還元し、地域のDX推進およびAI活用支援につなげることを目的に企画されたものです。
単なる情報共有に留まらず、FFGとの協業を通じて得られた実践的なノウハウや知見、現場で使われている具体的なユースケースや最新のAI動向まで学び、すぐに活かせる具体策を持ち帰れることに加え、課題を共有できる仲間や専門家とつながれる点が特徴です。
本レポートでは、参加者の課題感や示唆、情報交換会の内容をダイジェストでご紹介します。
参加者のリアルな課題とエクサウィザーズ×FFGの取り組み
参加者の課題:AIの組織定着化や成果創出方法に関心集まる
本会には、建設、製造、インフラ、交通、ITなど多岐にわたる27社・団体(約40名)が参加し、現場でAI推進をリードする方に加え、経営層も多くご参加いただきました。
参加者の事前質問では「ROIの確保」「組織的なAI活用」「DX人財育成」などが多く、AIを導入済み、導入中の企業が多く、全社的な成果創出や持続的な定着化という課題に強い関心を持っていることが示されました。
AI導入においては、PoC(概念実証)から全社的な展開フェーズへ移行し、いかに成果を持続させるかという課題が企業にとって大きなハードルとなっており、今回の参加者の皆様も、この全社展開に向けた具体的な課題解決の糸口を求めていることも伺えました。
エクサウィザーズとFFGの取り組みについて
エクサウィザーズとFFGは、これまで生成AIを使った業務効率化に取り組んできましたが、AIエージェントの効果が実証されたことをきっかけに、「AIエージェントによる業務の抜本的改革」という次なるステージへ進むため、協業パートナーとして業務提携を締結※しました。
この協業の核となるのは、九州最大の地域金融グループであるFFGが保有する豊富な業務データ、及び事業領域におけるノウハウと、エクサウィザーズの先駆的なAI技術、豊富な技術アセットとAIを安全かつ効果的に組織に定着させるノウハウを相互に活かし交叉することで、FFGの業務変革や生産性向上を実現し、新たな銀行モデルの創出を目指しています。

今回の情報交換会の中でも、FFGとエクサウィザーズの取り組みを紹介
協業の成果を地域へ還元
この協業で得られた成功事例については、地域経済発展への貢献を見据え、地域企業向けに共同展開することを視野に入れています。
両社が掲げる「産業や地域のDX牽引」や「AIを用いた社会課題解決」という目標を実現するため、本協業で得た先進的な知見を地域へ広く還元する第一歩として、今回の情報交換会を開催する運びとなりました。

イベントハイライト
AI戦略・AI技術の最先端を学び、同じ課題を持つ企業とつながる有意義な時間に
当日のプログラムは講演形式と交流会で構成され、AIを単なるツールとしてではなく、経営戦略の中核に据えることの重要性が繰り返し強調されました。
エクサウィザーズ、FFG、地元企業の株式会社リンネットから、それぞれ保有する知見やノウハウ、具体的な戦略や取り組み事例が講演形式で紹介されました。
また、講演終了後には交流会が行われ、各社のリアルな課題共有やネットワークをひろげるきっかけとしても活用いただきました。
1. 地域リーダーから学ぶAI起点の組織的なAI活用戦略と取り組み(FFGセッションより)
FFGのセッションでは、AIを「あらゆることをAI中心に考える」と位置付け、業務・サービスの再構築を進める起爆剤とし、スモールウィンを積み重ね、浮き彫りとなってきた課題を一つずつ解決し、全社最適へと段階的に変革を進める戦略が紹介されました。
エクサウィザーズとの協業によってAIエージェントを業務に適用した事例も数多く紹介され、人手不足を補いつつ業務効率化とデータ活用基盤を強化し、非構造化データの活用による顧客理解の深化にも力を入れています。

また、地域企業へのDX支援においても「DXは経営の変革」を掲げ、特定ツール前提ではなく、顧客の本質課題を見極める伴走型の支援を推進。医療機関の事例では、MVV明確化など、文化面にも変化を生み出している事例が共有され、DX推進における「人」と「組織文化」の重要性が強調されました。
地域経済を牽引する金融機関が、技術導入にとどまらない、企業文化や人材の変革までを含むFFGの総合的な取り組み姿勢は、参加者のAI導入計画における視座を高める貴重なヒントとなりました。

2. 地元企業にみる生成AIの実践的な活用ノウハウ(リンネット社のセッションより)
ヤマトグループで地元企業であり、物流業のお客様を中心にシステム提案、開発、導入、運用を行う株式会社リンネットのセッションでは、エクサウィザーズの「exaBase 生成AI」を活用した具体的な業務効率化の成功事例が紹介されました。
セキュリティサービスにおけるアラートログ解析業務において、「担当者のスキルレベルによる品質のばらつき」と「対応スピードの遅延」という課題を抱えていましたが、「exaBase 生成AI」で、「品質の標準化」と「約110時間の削減」という成果を達成した事例を共有しました。
地域企業の活用事例を通じて、AI活用に対するイメージが湧き、参加者の自社適用のヒントや具体的なノウハウを得る場となりました。

3. AIの未来予測と最新動向、exaBaseの紹介(エクサウィザーズセッションより)
最後のセッションでは、エクサウィザーズが提供するexaBaseの各プロダクトの紹介と、シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続け、AIの最新動向を収集・発信しているエクサウィザーズのAI新聞編集長/ITジャーナリスト 湯川 鶴章が最新のAI技術トレンドについて解説。AIが社会に与える大きな影響について語られました。
※エクサウィザーズ、exaBaseの各プロダクトについては最後にご紹介しています。

エクサウィザーズ AI新聞編集長/ITジャーナリスト 湯川からは海外含むAI技術の最新トレンドを紹介

福岡県内でのエクサウィザーズの取り組みや、エクサウィザーズの社員がプロダクトの紹介を行う
概念や考え方だけではなく、具体的なサービスで何が解決できるのかの理解促進へ
4. ネットワーク構築を促進する交流会の実施
講演の後には交流会が行われました。
登壇者やエクサウィザーズに対して講演を聞いて気になった点の深掘りや具体的な導入相談、参加者同士でリアルな課題共有を行い、解決に向けたヒントを持ち帰る場となっただけでなく、今後の協業や新たな繋がりを築く場となり、大盛況に終わりました。

「AIを導入した企業とつながれ、生の話を聞けたのがよかった」
「AI技術の最新トレンドの話をもっと聞きたかった」などの声も
まとめ:今後の活動について
九州エリア地域企業のAI活用を後押しする仕組みづくりへ
エクサウィザーズでは、こういった人と人のつながりを持てる場を大切にしており、こういった情報交換会は今後も随時開催を予定しています。
オープンなセミナー形式ではなく、密接な情報交換や即時解決につながるコミュニケーションが取れるクローズドな場でだからこそ、課題の顕在化につながり、明日から課題解決に向けてのアクションが踏み出しやすくなります。
本イベントをはじめ、今後もFFGと手を取り合い、九州エリアのDX推進・AI活用強化に向けて知見の共有と地域企業とのコミュニティ構築、地域成長につながるご支援を続けてまいります。
FFGのAI活用事例の動画、エクサウィザーズのサービスご紹介
◤ より詳しいFFGのAI活用事例は動画でご視聴可能 ◢
AIによる企業変革の最前線をご紹介した「AI Innovators Forum 2025」
アーカイブ動画を公開中!

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▶︎ イベントレポート・詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000412.000030192.html
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エクサウィザーズはAI・生成AIを活用した産業革新と社会課題解決の取り組みを行なっています。業界・業種関わらず、AIを用いた企業の個社課題の解決に向けたご支援をしております。
貴社の具体的な課題解決に向けた意見交換をさせていただきます。
▶︎ 個別相談やお問い合わせ:https://exawizards.com/contact/
▶︎ エクサウィザーズの事業について:https://exawizards.com/business/
▶︎ エクサウィザーズの提供サービスについて:https://exawizards.com/exabase/services/
※上記プロダクト提供のほかに、AI活用による業務変革・開発など、幅広くご相談をお受けしております。お気軽にお問い合わせください。