導入事例

株式会社みずほ銀行
「exaBase ロープレ」
導入事例インタビュー
外為営業担当者育成の新たな一歩
――AIロープレ活用の実態

株式会社みずほ銀行ロゴの前に立つ外為営業部 総括チーム3名の写真
外為営業部 総括チーム 写真左より:浅井様、國近様、石岡様

株式会社みずほ銀行

業種
銀行業
従業員数
(非公開)
用途
外為営業担当者の育成

インタビューにご協力いただいた皆様

浅井 雄二郎
外為営業部 総括チーム 次長
國近 千弘
外為営業部 総括チーム 部長代理
石岡 伸郎
外為営業部 総括チーム 部長代理

本文

0. はじめに  AI導入を進めた背景

──外為営業部 総括チームの主な業務内容についてお伺いします。

國近

当部は、国内で海外ビジネスを展開される法人のお客様に対して、海外送金や為替予約など、いわゆる外為取引の営業推進を担当しています。現場の支店で外為営業に携わる担当者が、単独でも外為営業業務を進められるよう、教育プログラムを企画・実施しています。

──AIロープレ導入に至った背景について教えていただけますか。

國近

従来から対面研修やeラーニングによるインプット型教育は実施していましたが、アウトプットの機会、つまり実践練習が限られていました。
研修講師のリソースも限られているなかで、AIロープレツールの導入を検討しはじめました。

浅井

また、ベテラン講師の高齢化によるノウハウの断絶リスクや、シニア人材の経験・ノウハウの蓄積および伝承という点も重要だと感じていました。AIロープレツールに彼らの営業ノウハウ・シナリオを組み込むことで、組織全体に知識を残し、さらにシニア人材の活用にもつながるパイロットモデルになると考えました。

1. 導入前に感じていた悩み・課題

──導入前の具体的な課題を教えてください。

國近

アウトプット型の研修機会が少なく、代表者のみがロールプレイを行う形になりがちで、全員に十分な実践機会を提供できませんでした。
さらに、ベテラン講師の退職などによって、営業ノウハウやスキルが組織全体に十分に共有・継承されず、一部の担当者だけに留まってしまう状況も課題となっていました。

また、研修講師には、営業推進業務と兼任で研修を担っているため、事前準備や対応時間の捻出も難しく、負担が大きくなっていました。

──他にも課題はありましたか?

浅井

コロナ禍以降リモート研修が一般化する中、ロープレはどうしても対面実施が必要とされ、タイミング調整が難しい状況でした。より柔軟で個々人がアウトプットできる仕組みが求められていました。

2. exaBase ロープレに決めた理由

──数あるAIロープレサービスのなかで、「exaBase ロープレ」を選ばれた決め手は何でしたか?

國近

使いやすさとシンプルさが一番のポイントでした。シナリオの作成やプロンプト入力も難しい知識が不要で、誰もが使いこなせるUI設計でした。
フィードバック機能も充実しており、実践後に客観的な評価・振り返りができる点も魅力的でした。

──他社サービスとの比較や検討はいかがでしたか?

浅井

他社サービスとしては接客型のAIロープレなども選択肢として調査しましたが、我々が重視する「知識整理」や「業務に特化したシナリオ運用」の面で若干求める内容と異なりました。
シンプルさ、現場で使いやすい知識整理の仕組みを決め手として導入を決定しました。

3. 社内導入の工夫

──導入にあたり、セキュリティ面でのリスクや社内調整にはどのように取り組んだのでしょうか?

國近

導入にあたり、情報セキュリティ面は重要な課題でした。社内規定上、外部クラウドサービス利用の際には顧客情報や機密情報の取り扱い、システム連携の方法など厳格な基準があるからです。

浅井

まずは、外為営業の教育に必要な範囲として、公開可能な提案書や仮想データのみで運用を開始し、センシティブ情報を一切扱わない形で試験導入しました。
同時にIT部門と連携し、タブレットやPCの利用制限、通信経路の管理など技術的なリスク対策も徹底し、現場で安全かつスムーズに利用できる環境を整えています。

──社内で関係者理解や合意形成はどのように進められましたか。

國近

利用部署やセキュリティ部門、IT主幹部と何度も現状や運用方法を共有し、段階的に利用範囲・ルールづくりを進めました。
導入前から情報管理体制・運用フローの明確化に力を入れ、「この範囲ならリスクはない」「この運用なら現場が使える」という合意形成を重ね、徐々に本格導入に至りました。

4. exaBase ロープレ 導入後の変化

──現在、どのような形で運用を進めているのでしょうか。

國近

シナリオ作成側は当初2名で運用していましたが、間もなく4名に拡大する予定です。2025年春のトライアルでは約30名が体験し、今後は年次を問わず、外為営業部を中心に100名規模で本格展開していく計画を立てています。

──利用者の反応や効果について教えてください。

國近

トライアル利用では主に20代前半の若手社員が中心に実施しましたが、操作やアバターとの会話については、みなさん戸惑いなくスムーズに使えていました。「ずっと使ってみたい」「勉強になる」といった前向きな声も多く、抵抗なく受け入れてもらえた印象です。

── 実際に研修内容は業務で活かされていますか?

國近

受講後のアンケート結果によりますと、約85%の社員が研修から2ヶ月以内にロールプレイで習得した内容を実際の取引先の提案で活用しています。さらに、そのうち86%以上が新規案件化や案件化の見込みにつながったと回答しました。

── 苦手意識の改善や成果についてはいかがでしょうか?

浅井

もともと外為営業には苦手意識を持つ社員も多かったのですが、AIロープレを通じて自信を持って提案できるようになったという声が多く挙がっています。実際に受講者の中には、自分ひとりで案件を獲得したり、営業表彰につながった事例も出てきています。これは研修の効果が現場の成果にも結びついている一例だと感じています。

5. さいごに 今後の展望・社内活用の方針

──今後、社内での活用や展望について、どのような方針を考えていますか?

國近

まずは、外為営業部内での本格展開を継続していく予定です。年次や役職に関わらず、希望者が自由に参加できるような体制を続けることで、より多くの社員が積極的にこのツールを活用できる状況を維持したいと考えています。また、在宅勤務にも対応した柔軟な仕組みを活用して、無理なく業務や研修と両立できる環境作りにも力を入れていきたいと考えております。

── 継続的な利用や効果向上のための工夫はありますか?

國近

シナリオのバリエーションや体系化・網羅率の向上が重要だと認識しています。受講者が「前回と同じ内容で飽きてしまう」ことのないよう、現場のニーズや業務内容に合わせてシナリオの充実や改善に取り組み、継続的な参加と実用性向上を目指しています。

── AI活用・機能面で今後期待することはありますか?

國近

社内運用促進のため、より一層利便性の向上を求めていきたいです。将来的には、AIを活用したシナリオ自動生成や、より実践的なフィードバック機能なども検討しながら、現場のDX推進に役立てたいと考えています。

Usecases

誰でも、成果を出せる営業に

現場さながらのAIロープレで、営業力を磨く。
再現性のあるスキル構造で、組織を平準化。