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AI専門家Q&A
公開日
2026.04.24
更新日
2026.06.17

Microsoft Copilot Studioとは何ですか?通常の生成AIツールと何が違うのか、また導入後に失敗しないための使い分けのポイントや進め方を教えてください

この質問の回答者

この質問の回答者
駒谷徹

株式会社Exa Enterprise AI
AXサービス事業開発部 部長

Microsoft Copilot Studioは、一言で言えば「自社の業務に合わせて自律的に動くAIアシスタント(AIエージェント)を、現場の社員自身で作れるツール」です。

Chat GPTやGeminiなどの生成AIが「人が質問して、AIが答える」という対話型のサポートにとどまるのに対し、Copilot Studioは「メールを受信したら内容を読み取り、社内システムに登録し、Teamsで担当者に通知する」といった、複数の手順をまたぐ業務の流れ(ワークフロー)そのものを自動化できるのが最大の違いです。

ただし、こうした高度な業務自動化を実現できるツールであるからこそ、導入時には「自社の業務に合わせた事前の設計」や「関連ツールも含めた横断的なIT知識」が求められる場面もあります。運用後の機能拡張や保守をスムーズに行うためには、最初の体制づくりが重要になります。 

■Copilot Studioでできること:Microsoft 365アプリと連動した自動化

Copilot Studioの強みは、TeamsやOutlook、Excel、SharePointといった、すでに多くの企業が導入しているMicrosoft製品とスムーズに連携できる点にあります。

具体的には以下のような業務の自動化に向いています。

  • 社内問い合わせの自動対応: 社内規程や過去の対応履歴を参照し、社員からの質問にTeams上で自動回答するチャットボットを作成できます 。 
  • 会議後の定型作業の全自動化: 会議の録音データから議事録を作成し、要点とやるべきこと(ToDo)を抽出し、タスク管理ツールに自動登録して関係者に通知する、といった一連の作業を自動で行います。 
  • 承認フローの効率化: 現場からの申請内容をAIが読み取り、社内の稟議フォーマットに自動で整形した上で、承認ルートに回すといった対応が可能です。 

■生成AI(exaBase 生成AIなど)との使い分け基準

企業で生成AIを導入する際、すべての業務を1つのツールに集約するのではなく、それぞれのツールの強みを最大限に活かすため、目的と対象規模に応じて生成AIとCopilot Studioを適材適所で使い分けることが全社活用の成功の秘訣です。

  • 生成AI(対話型・チャット型): 企画のアイデア出し、文章の要約や翻訳、複雑なデータの分析など、社員一人ひとりが手元で「自分の作業補助」として使う業務に向いています 。 
  • Copilot Studio(自律動作のAI): チームや部署全体で共通して発生する「決まった手順の作業」や、「システム間の連携」が必要な業務に向いています 。 まずは生成AIを全社員に提供してAIに慣れさせ、そこで見えてきた「よく発生する定型業務」をCopilot Studioで自動化していく、という段階的な使い分けが効果的です 。 

■導入の落とし穴:作って終わりになり、現場で修正できなくなる

Copilot Studioはプログラミングの専門知識がなくても設定できるツールですが、導入時によくある落とし穴が「現状では、教科書や参考情報が少なく、最初は自力で作るのが難しい」という点です 。 外部の業者に丸投げして作ってもらうことも可能ですが、それをしてしまうと、社内のルールが変わったり、新しい資料を追加したりするたびに業者へ修正を依頼しなければならず、時間も費用もかさんでしまいます。また、担当者が異動すると誰も中身が分からない「ブラックボックス化」に陥るリスクもあります 。 

■成果を出すためのポイント:専門家と一緒に作り「手に職」をつける

Copilot Studioの導入を成功させ、継続的な成果を出すためには、システムを自社内で保守・改善できる体制(内製化)を作ることがきわめて重要です。 そのためには、導入初期にAI構築の専門家の支援を受けながら、自社の実際の業務(例:社内問い合わせボットの作成など)を題材にして、一緒に画面を操作しながら作り方を学ぶ「ハンズオン形式(実践型)の研修」を取り入れるのが一番の近道です 。

これにより、現場の担当者に「AIを作るスキル(手に職)」が定着し、導入後も自力で機能の追加や改善を回せるようになります 。

エクサウィザーズでは、全社で安全に活用できる生成AIサービスやAIエージェント環境の提供に加え、特定の業務フローを自動化するCopilot Studioの構築支援や、現場の社員が自分でツールを作れるようになるための「内製化ハンズオン研修」も提供しています 。自社の業務をどこまで生成AIで効率化し、どこからをCopilot Studioで自動化すべきかお悩みの企業は、資料ダウンロードから詳細な事例や支援内容をご確認いただけます。

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