1. トップ
  2. トレンド
  3. Web3の基本と最新情報を90分で

Web3の基本と最新情報を90分で

公開日
2022.05.16
更新日
2026.06.17
Web3の基本と最新情報を90分で

このところ政治家によるWeb3関連の発言が続くようになってきた。

岸田文雄首相は5月5日に英国の金融街で行った講演で「Web3の推進のための環境整備も含め、新たなサービスが生まれやすい社会人を実現する」と語った。

米バイデン大統領は3月9日に、司法省や財務省を含む15以上の政府機関に対し、暗号資産関連の調査を命じる大統領令を発令している。

自民党の平将明衆議院議員は、Web3を岸田政権の成長戦略の柱にすべきだと語っている。

Web3とは何なのか。一般ビジネスマンもそろそろ基本的な概念を理解すべきフェーズに入ってきたと言える。

Web3に関する書籍などもそろそろ出始めてきたし、YouTubeでも解説動画を見かけるようになってきた。私がこれまでに見た動画の中では、イケダハヤト氏のWeb3解説動画が一番コンパクトにまとまっていて分かりやすいと思う。

Web1.0は、企業などがウェブサイトに情報を掲載し始めた時代。Web2.0は一般ユーザーがSNSなどで情報を発信し始めた時代。Web3は、一般ユーザーが自分の個人情報を自分で管理できるようになる時代。ID、パスワードが不要になったり、暗号通貨で世界中の人々と仕事ができるようにもなる。米テック大手への富と権力の集中も起こりにくくなる。

約1時間のビデオで、こうしたWeb3の基本的な概念を理解できるようになると思う。

基本的なことが分かれば次は最先端の話。NFTのブームはひと段落ついたので、Web3の次の牽引役はDAO(分散型自立組織)になる。DAOの話は、マサチューセッツ工科大学メディアラボの元所長の伊藤穰一氏のこの動画が最も分かりやすい。

伊藤穰一氏は、未成年に対する性犯罪で有罪判決を受けた大富豪から寄附を受けていたというスキャンダルで失脚し帰国。多分、もう米国のテック業界の表舞台に返り咲くことはないと思うけど、日本人でここまで米国のテック業界に精通している人はいない。同氏が帰国して日本語による情報発信に注力することで、日本のテック業界の情報リテラシーが大幅に向上するんじゃないかなって思う。

平議員の言うようにWeb3が日本の成長戦略の柱になるのかどうかは、まだ分からないけど、伊藤氏や平議員の存在で今後の日本経済は結構おもしろい展開になりそう。


著者
湯川鶴章

AI新聞 編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『生成AIで心が折れた』(2025年)、『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。