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2025.05.22リリース

エクサウィザーズグループのExaMD、 医療機関向けの歩行分析AIアプリを開発・販売 〜 スマホで歩行機能を簡単に可視化、順天堂大学との共同開発を開始 〜

株式会社エクサウィザーズグループの株式会社ExaMD(東京都港区、代表取締役:羽間 康至、以下ExaMD)は、AIを用いて患者の歩行機能を短時間で分析できる医療用AIアプリを開発し、2025年第2四半期に販売を開始する予定であることをお知らせします。また本件に関連し、医学的な評価や臨床エビデンスの構築、医療機器としての安全性確保を主な目的とし、学校法人順天堂(以下、順天堂大学)との共同開発契約をこのほど締結いたしました。

 ExaMDは今回の「運動器/リハビリ」、優先審査指定を受けた「認知症」の両分野を中心に、AIを利活用した超高齢社会の課題解決に取り組んでまいります。ExaMDは医療機器製造販売業の業許可を2025年3月に取得しており、自社による医療機器の開発、販売が可能となっております。

 

 高齢化社会が進展する中、関節系・運動器系の疾患や歩行時の転倒による骨折など、歩行機能の低下は、日常生活や生活の質に大きく影響するとされています。
 一方で、患者の歩行状態を把握する分析ツールは、専用の機器や大きな設置スペース、操作に精通した担当者を必要とすることや、診断結果の提供に時間かかるといった課題がありました。
 こうした背景からExaMDは、全世界で普及が拡大しているスマートフォンでの利用を想定し、独自AIを活用した、医療用の歩行分析のAIアプリを開発することにしました。スマホで撮影した歩行動画をAIが分析し、測定結果をその場で簡単に確認する事ができる医療用ソフトウェアです。
 高齢者を中心として自身の運動機能の状態を容易に把握し、早期に適切な対策を講じることを支援し、健康寿命の延伸に貢献することを目的とします。特徴は以下の通りとなります。

☑︎AI歩行分析アプリの特徴
・簡便な操作性
スマートフォンやタブレットなど、一般的なデバイスで動作します。直感的に操作できるアプリとして、専門的な知識がなくても簡単に利用可能です。
・迅速な診断支援
患者が5m程度歩行するだけで、最短5秒で歩行状態をAIが分析します。「歩行速度」「ふらつき」「左右差」「テンポ」といった指標でスコア化し、誰にでもすぐに理解しやすい形で提供します。
・経時的な状態の可視化
分析結果は過去データと比較が可能です。ヒストグラムや過去動画との比較機能を通じて、患者の歩行状態の変化を追跡・把握できます。
・レポート機能
可視化されたデータをレポートとして出力可能です。保険算定(D250)対象となる動作分析に必要な情報を効率的に提供します。

☑︎提供形態・時期
 本アプリは、医療機器の製造販売業を取得しているExaMDが、2025年第2四半期(2025年7〜9月)より提供を始める予定です。

☑︎順天堂大学との共同開発について
 共同開発は、順天堂大学 大学院医学研究科 スポーツ医学・スポートロジー/代謝内分泌内科学 田村好史教授と、実施いたします。
 歩行分析AIアプリで得られたデータや利用者・患者の状態について、医学的な評価や臨床エビデンスの構築、同アプリの医療機器としての安全性確保などが主な目的となります。
 長期コホート研究を通じて運動習慣と健康リスクの関連性について多角的な知見を蓄積してきた順天堂大学、AIバイオマーカーを活用した新しいデジタルヘルスサービスの開発と普及に取り組んできたExaMDのそれぞれが知見を持ち寄り、運動機能評価をサポートする新たなAIアプリの開発を進めます。ここでAIバイオマーカーとは、デジタル機器から得られたデータとAIを活用し、健康状態や効果を可視化する仕組みのことです。

☑︎ExaMDについて

 ExaMDは、プログラム医療機器(SaMD*1)を開発・提供するため2024年2月に設立しました。AI開発のエクサウィザーズが100%出資しています。
 今回の歩行機能を分析する「運動器/リハビリ」、世界に先駆けてSaMDを開発している「認知症」の両分野で、超高齢社会における2大社会課題に取り組んでいます。認知症のAI医療機器は、2025年2月に厚生労働省から革新プログラム医療機器指定制度の優先審査対象の指定を受けています。*2
 2025年3月には、ExaMDが二種医療機器製造販売業および販売業の業許可を取得*3しており、自社単独でプログラム医療機器(SaMD)の開発・製造から販売まで可能な体制を整えております。
 今後、SaMDの医療機関での活用に向けて、医療やIT、研究機関、販売、サービスなどのパートナーと積極的にアライアンスを組んで、社会課題の解決を加速してまいります。医療分野だけでなく、幅広いパートナーとともに企業向けのB2Bやさらに消費者に向けたB2B2Cでの活用による社会実装にも取り組んでいく考えです。
 アライアンスなどについてのお問い合わせや、詳細はExaMDのホームページをご覧ください。https://examd.com/

*1 SAMD:Software as A Medical Deviceの略
*2 ExaMDプレスリリース https://exawizards.com/archives/29481/
*3 ExaMDプレスリリース https://exawizards.com/archives/29861/

 ExaMD 会社概要】
会社名 :株式会社ExaMD
所在地 :東京都港区芝浦4丁目2番8号 住友不動産三田ファーストビル5階
設立  :2024年2月
代表者 :代表取締役 羽間 康至
事業内容:認知症を始めとする健康・医療テーマに関する社会課題解決を目的とした、マルチモーダルAI技術を用いたプロダクトやサービス等の企画・開発・販売・アライアンス(プログラム医療機器を含む)
URL:https://examd.com/

 【エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ファーストビル5階
設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長CEO 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/

<広報に関するお問い合わせ先>
株式会社エクサウィザーズ 広報 メール:publicrelations@exwzd.com