エクサウィザーズ、ヒトトヒトへ 施設のインシデント予測AI、派遣人材のAIアセスメントを提供 〜 イベントマネジメント・警備事業、人材派遣事業向けの2システムを開発、 JGIAとの投資先価値向上の第一弾 〜
株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役:春田 真、以下エクサウィザーズ)は、ヒトトヒトホールディングス株式会社(以下ヒトトヒト)に対して、AI・生成AIを活用してイベントマネジメント事業、警備事業、人材派遣事業を高度化するシステムを開発し、利用を開始したことをお知らせいたします。イベントマネジメント事業、警備事業ではプロスポーツの試合や商業施設等におけるトラブルなどのインシデントをAIで予測し事前防止策の検討や案内、警備強化のために活用を開始しています。人材派遣事業では、登録者に対してAIによるアセスメントを基にした、希望職種に就くためのトレーニングプログラムを提供します。両AIとも現場での成果が出始めており、今後本格的に導入していきます。
ヒトトヒトは、野球、サッカー、バスケットボールなどのプロスポーツ、大規模イベントにおける案内業務や日本最大級商業施設における警備業務を手掛けています。20以上のプロスポーツチーム、30以上の商業施設にて業務を実施しております。また、1万人以上の人材が活躍中であり、IT、営業、経理事務、コンタクトセンターなど50種類以上の人材派遣、アウトソーシング業務を行っております。
ヒトトヒトは創業から50年が経過し、膨大なノウハウやデータが蓄積され、このたび特徴的なビッグデータをAIで活用し、事業の拡大と品質の向上を図ることにしました。
なお、エクサウィザーズは国内投資ファンドの日本成長投資アライアンス(JGIA)と、JGIAの投資先におけるAI・DX活用の促進による企業価値の向上を図っています。ヒトトヒトでのAI・生成AI活用は、本スキームにおける第一弾となっております。
(参考プレスリリース:https://exawizards.com/archives/28679/ )
☑︎開発した2つのサービスの詳細
1)AIを活用したトラブルリスクのアラートサービス「HaiTO」
HaiTOは、業務開始時に現場の案内スタッフ、警備員に向けて、日時、施設やイベントなどに応じて発生しやすいインシデントとその対処方法を提示します。知識の学習と発生した際にとるべき行動が明確となり、事前の防止策実施とともに案内、警備品質を向上させる手助けとなります。
過去の案内、警備経験におけるトラブル情報を学習した3つのAIモデル(プロスポーツ運営、商業施設、各種施設)を開発し、さらに熟練社員の知見を基に特徴量をチューニングすることで、過去の傾向と現場の感覚に合った予測モデルの実装を実現しました。AIにより導き出されたインシデント及び発生要因に基づいて、直感的に見やすいグラフをダッシュボードに表示し、現場スタッフ向けにわかりやすい説明文をAIが生成、提示します。
2024年末より運用を開始しており、例えば、商業施設の駐車施設において「バッテリー上がり」が多く発生する時期や時間帯、要因をAIが提示され、巡回の強化やアナウンスの実施により、早期の発見や未然に防ぐことができているとのことです。
なお、ヒトトヒト内の案内スタッフ、警備員に向けた教育利用だけではなく、プロスポーツチーム、施設オーナーなどのクライアントに付加サービスとして提供することも検討されています。
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なお、HaiTOに関して詳しくはヒトトヒトホールディングスのプレスリリースをご覧ください。
(https://www.hitotohito.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/2025021402.pdf)
(2)生成AIによるスキルアセスメント・人材育成「HITO-KaiKA」
人材派遣の事業において重要となるのが、人材の特性把握と派遣先のニーズとのマッチングです。そこで、生成AIとアバターを活用した会話形式でのスキル診断、必要なスキルを習得するための教育プログラムとして開発しました。
HITO-KaiKAでは、アバターとテキストのほか音声でやりとりができるため、対象者がリラックスした状態で、飽きることなくスキル診断を受けることができるようになっています。診断結果に基づいて対象者の保有するスキルを見える化し、希望職種において活躍している人材とのギャップを埋めるためのパーソナライズされたスキル育成プログラムが提示されます。対面や実際の現場でのOJTのほか、個別にレコメンドするオンライン講座は、スマートフォンでも利用していつでもどこでも短時間でも学ぶことができます。
これらの取り組みにより、最短6カ月で働きながらでも希望職種のスキルを身につけることが可能となり、また教育担当者による育成速度のバラツキが減ることとなります。
HITO-KaiKAを活用した本プログラムを始めたところですが、最終的にヒトトヒトから職業に就く割合が向上する効果が得られています。
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なお、HITO-KaiKAに関して詳しくはヒトトヒトホールディングスのプレスリリースをご覧ください。
(https://www.hitotohito.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/2025021401.pdf)
☑︎エクサウィザーズの役割
従来のAI技術に加え、最新の生成AI技術も利用して業務課題の解決を実現しています。
(1)AIコンサルタントによる業務内容理解、課題の整理とシステム構想・設計、本番実装・運用
(2)UI/UXデザイナーによるAIシステムならではのユーザー体験設計(UX/UI)
(3)ヒトトヒトの保有データに基づき学習し、さらに熟練社員が持つ暗黙知によってチューニングを行った、トラブル発生リスク予測AIモデルの開発
(4)生成AIを活用した、要因説明やアバターとの会話システムの開発
【エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ファーストビル5階
設立 :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/
<広報に関するお問い合わせ先>
株式会社エクサウィザーズ 広報 メール:publicrelations@exwzd.com