AI歩行解析ツール「CareWiz トルト」が デジタル庁主催のgood digital awardで部門優秀賞を受賞
株式会社エクサウィザーズの子会社で、AIを利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発、販売事業を展開する株式会社エクサホームケアのAI歩行解析ツール「CareWiz トルト」がデジタル庁主催による「good digital award」の健康/医療/介護部門で部門優秀賞を受賞いたしました。今後、部門優秀賞に選ばれた中から、最優秀賞が決定される予定です。
▼good digital awardについて
国の「デジタル改革関連法案ワーキンググループ」における議論を踏まえ、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を実現するため、社会全体でデジタルについて定期的に振り返り、体験し、見直す機会として、2021年から「デジタルの日」が創設されました。
「good digital award」は「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」に貢献している、又は今後貢献し得る個人や企業・ 団体を対象とした表彰で、「デジタルの日」検討委員会などの審査によって選出されます。
サイトURL:https://digital-days.digital.go.jp/gda/award/
▼AI歩行解析ツール「CareWiz トルト」について
今回受賞したAI歩行解析ツール「CareWiz トルト」は、高齢者に対し自立支援サービスを提供する事業者(介護サービス事業者、医療機関、福祉用具供給事業者など)を歩容解析AIでサポートするサービスです。 高齢者などの歩行時の様子をスマートフォンで動画で撮影し、転倒リスクなど複数の項目を点数化した上でフィードバックします。 利用者や家族の満足度向上や、スタッフ間で動画を通した意思疎通を図ることで情報連携に貢献します。
2020年から販売を開始し、現在、全国の高齢者施設など約400か所が導入、動画の投稿数も3万3000を超えています。これまで、大阪府堺市、神戸市、宮崎県宮崎市のほか、直近では神奈川県藤沢市と介護予防から医介連携まで幅広いテーマで共同実証を行なっています。
「CareWiz トルト」サイトURL:https://carewiz.ai/toruto/
▼エクサホームケア 代表取締役社長 石野 悟史 受賞コメント
「CareWiz トルト」は、高齢者の歩行状態を見える化することによって転倒リスクを軽減し、高齢者の住み慣れた家で長く生活できる環境を提供したいという想いからサービスを開発しました。高齢者が救急搬送される一番多い要因が転倒・転落になります。また、転倒した高齢者は完治したとしても介護が必要になることが多く、転倒リスク軽減は喫緊の課題になっております。「CareWiz トルト」を活用することで、個人の状態に沿った運動メニューの提案、並びに行動変容を促し、その結果として健康寿命の延伸、並びに社会保障費の削減に貢献して参ります。
また、公的保険制度により成立している業界で、デジタルを活用することで少しでも保険制度に頼らないサービス展開でも、ビジネスとして成り立つことを証明し、業界内のサービス活性化に少しでも貢献できればと思っています。その結果、より良いサービスが生まれ、高齢者や介護に携わる方々に最適なサービスが届く社会を実現したいと思っています。