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    〜ChatGPTを活用しIR業務効率化支援、個社毎に最適化した想定問答を生成、ユーザーによる精度改善を実現する生成プロセス可視化技術で特許出願中〜
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2023.05.10リリース

エクサウィザーズ、「exaBase IRアシスタント powered by ChatGPT」β版の予約受付開始
〜ChatGPTを活用しIR業務効率化支援、個社毎に最適化した想定問答を生成、ユーザーによる精度改善を実現する生成プロセス可視化技術で特許出願中〜

株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:春田 真、以下、エクサウィザーズ)は、ChatGPTを活用したIR業務効率化支援サービス「exaBase IRアシスタント powered by ChatGPT(以下、exaBase IRアシスタント)」β版を本年5月下旬より提供開始することをお知らせします。各種IR文書をデータソースとして、米OpenAIが提供する生成・対話型AIである「ChatGPT」のAPIを活用することにより、株主総会や決算説明会において想定される質問とそれらに対応する回答案を、企業固有の情報を含む形でAIが自動生成します。本サービスは5月10日より無料トライアルの予約受付を開始し、5月下旬からサービスを提供する予定です(お申し込みはこちらから:https://exawizards.com/exabase/ir-assistant
☑︎ IR専任者がいる企業は57.0%、株主総会等における網羅的な想定問答の作成に課題
 企業の財務状況、業績、戦略などの情報をもとにした様々な資料の作成や、決算説明会および株主総会などにおけるQ&A対応などは、上場企業のIR(投資家向け広報)担当者にとって重要な業務です。
 しかし、日本IR協議会が2022年6月に発表した全上場企業(3,987社)を対象にした調査※によると、調査に参加しIR活動を実施していると回答した1,013社のうち、専任者がいる企業は57.0%にとどまっています。専任のIR担当者を設置できない、あるいは不慣れな担当者のみで運営される組織では、想定される投資家からの質問を余さず網羅し、かつその回答を準備するのは困難なのが実情です。
 また、IRと決算開示の体制が備わっている上場企業でも、四半期ごとに安定した開示を継続するためには大きな労働負担がかかっていることが課題となっています。

※出典: 一般社団法人 日本IR協議会「第29回『IR活動の実態調査』」<https://www.jira.or.jp/file/news_file1_39.pdf>

☑︎既存業務効率化により、付加価値の高い高品質な情報開示へと注力出来る体制を実現
 このたびβ版として提供を開始した「exaBase IRアシスタント」は、上記のような課題を解決するために開発したIR業務効率化支援サービスです。OpenAIが提供するChatGPTのAPIを活用することで、株主総会および決算説明会等におけるIR担当者の手元資料作成プロセスを変革し、既存業務の効率化を通じてより付加価値の高い高品質な情報開示へと注力できる体制を実現します。

 本サービスは開示・未開示情報の両方を収容することを想定し、強固なセキュリティおよびコンプライアンスを重視した環境で提供します。ユーザーがアップロードしたデータは契約企業ごとに設けた専用のクラウドストレージ領域において当社の情報セキュリティ基本方針に従い厳重に管理するため、当社社員もアクセスできない仕様となっています。また、本サービスを利用する上で入力したデータがChatGPTの学習・最適化に活かされることはありません。

☑︎決算短信、説明資料、社内データ等の参照元ファイルを用意するだけで使用可能
 本サービスは、PDFやPPT形式等で作成された各種IR文書をデータソースとすることで文書間の数値・記述の差分等をもとにしたトリガー情報を自動で抽出し、株主総会や決算説明会で想定される質問を企業固有の情報を含む形で自動生成します。そして、AIが作成した質問や投資家からの質問、IR担当者の想定質問など、さまざまなタイプの質問に対しても各種IR文書データをもとに回答案を自動で生成します。
 なお、本サービスはIR活動での開示情報や、ユーザーが日常的に用いている社内の決算情報等を用意するだけで使用を開始することができます。質問の入力はcsv等で一括インポートも可能であり、生成条件などの調整も可能です。

「操作手順イメージ」

☑︎人と生成AIの相互フィードバックで生成精度向上を可能にするインターフェース(特許出願中)
 本サービスにより自動生成される質問および回答内容は、直感的な操作が可能なインターフェースとともに提供します。 具体的には、IR担当者がその正確性や妥当性を評価し、必要に応じてAIに対して生成方針などのフィードバックをすることができます(特許出願中)。また、生成に参照した元データを共に明示することにより、生成AIの課題であった不正確な情報生成にユーザーが対応することが可能です。
 このように、システムとの相互フィードバックを通じて生成精度を一段と向上させていくことで、IR担当者自らが自社固有のIR業務効率化支援サービスとして改善していくことが可能です。

 本サービスは既存業務を完全に自動化するものではありません。IRのドメイン知識を持った担当者などをシステムがサポートすることで、その専門能力を生成条件の調整で発揮してもらい、効率化と精度向上を実現するという思想に基づいています。こうしたAIの判断や処理に人間が介入・検証するプロセスは「Human in the loop」とも呼ばれており、精度の向上や問題解決に効果的です。

「図: 相互フィードバックによる生成精度向上イメージ」

 エクサウィザーズは金融分野において、企業、金融機関、投資家の間の情報流通の高度化をAIによって支援し、日本経済の成長を目指しています。この達成に向け、IR担当者の業務効率化と上場企業に求められる投資家への高品質な情報開示の実現を支援する企業IR部門向けサービス「exaBase IRアシスタント」(IR Tech)に加え、今後は投資家・金融機関向けサービス(Research Tech)についても拡充していきます。

☑︎エクサウィザーズについて
 エクサウィザーズは2016年の設立から、一貫して社会課題解決に取り組むためにAIを利活用したサービスの開発・実装、戦略立案などの事業展開を行っています。年間250件以上のAI・DX案件を行いながら企業の各部門や全社課題の解決をサポートする「AIプラットフォーム事業」、および、同事業に取り組む中で抽出した汎用的な業界・社会課題の解決に向け、プロダクトを開発・提供する「AIプロダクト事業」の両輪により事業を展開しながら、独自のアルゴリズム・データを蓄積しています。累計特許出願数196件、累計特許取得件数95件 (2023年3月末時点)であり、ロボット、AIカメラ等のハードウェア領域においても先進技術を保有しています。

【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL  :https://exawizards.com/

<広報に関するお問い合わせ先>
株式会社エクサウィザーズ
広報部 メール:publicrelations@exwzd.com