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2023.05.25リリース

ChatGPTなど生成AIを1割弱が「業務で日常的に活用」、 金融・保険が9割以上の利用経験、製造は3割が未使用 〜当社主催の経団連後援セミナー、274社514名回答の利用実態アンケート〜

株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:春田 真、以下、エクサウィザーズ)は、生成AIに関するセミナーの参加者を対象に利用実態のアンケートを実施いたしました。当社が日本経済団体連合会の後援を受けて2023年4月25日に実施したセミナーにおいて274社514名から回答を得て、生成AIを業務で日常的に活用する参加者は全体の7.2%と1割に近づいていることがわかりました。また業種別では、金融・保険において積極的に活用が進む一方、製造では様子見が多いなど、取り組みの差が大きいことが浮き彫りとなりました。

 なお、今回のアンケート調査を基にした生成AIの活用に関する詳細のホワイトペーパーが、以下のURLよりダウンロードできます。 https://event.exawizards.com/misc/2023047?utm_source=230524release

活用状況を5段階に分類 〜3分の1が利用も、2割強は試していない〜
 今回調査を実施するにあたり、エクサウィザーズは「ChatGPT」など生成AIの利用状況を、レベル1(関心なし)、レベル2(関心はある)、レベル3(試しに利用)、レベル4(時々使用)、レベル5(日常的に使用)の5段階に分類しました。レベル5は参加者の業務に取り入れて実際に活用しているかどうかを聞きました。

図 生成AIに関して実施した活用状況のアンケート(出所:エクサウィザーズ)

 レベル5の「業務に取り入れて日常的に使用している」とレベル4の「時々使用している」を合わせると約3分の1が利用しています。先行する会社は既に生成AIを業務に活用し始めていることがわかりました。

 一方で、レベル1とレベル2を合わせた「試していない」層も2割強います。生成AIの活用を推進するためには、興味を持ってもらったり、試用できる環境を提供したりすることなどで、より上のレベルに引き上げていく方策が必要と考えられます。

☑︎業種ごとの活用状況 〜金融は9割以上が自ら試す、製造での導入後れる〜
 利用状況は業種によって大きく異なることも明らかになりました。レベル5の「日常的に使用」は、専門サービス(22.2%)、サービス(13.6%)、IT /Webサービス(12.5%)において1割を超えました。卸・小売も7.7%と平均を上回りました。一方で製造(2.8%)や建設(0%)、電気・ガス・運輸等(0%)において日常的な本格利用が後れている実態も明らかとなりました。

 レベル3、4、5の「何らかの形で使用したことがある」層を集計すると、金融・保険が9割以上となり突出していますが、一方で製造は約3割の層が使っていないことも浮き彫りとなりました。

図 生成AIに関して実施した業種別の活用状況アンケート(出所:エクサウィザーズ)

☑︎業種ごとに異なる活用・非活用の背景
 このような結果の背景には、主な業種ごとに以下のような要因が影響している可能性があります。

・専門サービス:コンサルティング会社の比率が高く、調査・分析業務で活用
・サービス:生産性向上での活用を掲げる回答者が多いが、新規事業は高くない。人材サービスの参加者が多く、生成AIの人材スキルへの影響に関心が高い
・IT /Webサービス:生成AIが自社のソリューションやサービスに密接に関連して積極的に活用
・金融・保険:大手金融機関での活用が相次いで発表されており、各社で利用意向が増している
・卸・小売:新規事業や顧客接点の改善での活用比率が高く、顧客とやり取りする取引データの活用などを検討
・製造: 本社、研究・開発、工場などさまざまな事業拠点・機能があり、企業利用として統一の利用方針を打ち出すのが難しい

☑︎本調査・分析の詳細

 

 今回のアンケート調査では、生成AIの現在の利用目的・用途、今後の利用目的などについても聞いています。下記のURLを通してダウンロードできるホワイトペーパーではそうした情報も含めて、今回の集計・分析の詳細を入手できます。
https://event.exawizards.com/misc/2023047?utm_source=230524release

 ☑︎アンケート概要
 今回のアンケートは「生成系AIがもたらす3つの経営インパクト」のセミナーに参加した514人、274社を対象に実施されました。業種別では製造が最も多く導入に向けた関心が高く、専門サービスが続きます。部門別ではDX部門が最も多く、それに次ぐITや経営企画部門以外にも、管理や営業部門など幅広い業務において検討がされていることがうかがえます。部課長クラスが50%、経営層が25%強と、生成AIに対するマネジメント層の関心の高さも映し出しました。

図 生成AIに関して実施したアンケート概要(出所:エクサウィザーズ)

 エクサウィザーズは生成AI関連のサービスとして、法人におけるセキュリティ・管理機能を強化した低価格なChatGPT環境である「exaBase 生成AI powered by GPT-4」(https://exawizards.com/exabase/gpt)、IRに特化して業務の生産性向上を支援する「exaBase IRアシスタント powered by ChatGPT」(https://exawizards.com/exabase/ir-assistant)を開発しています。なお、今回実施したアンケートも生成AIサービスを利用して当初案を作成しております。

☑︎エクサウィザーズについて
 エクサウィザーズは2016年の設立から、一貫して社会課題解決に取り組むためにAIを利活用したサービスの開発・実装、戦略立案などの事業展開を行っています。年間250件以上のAI・DX案件を行いながら企業の各部門や全社課題の解決をサポートする「AIプラットフォーム事業」、および、同事業に取り組む中で抽出した汎用的な業界・社会課題の解決に向け、プロダクトを開発・提供する「AIプロダクト事業」の両輪により事業を展開しながら、独自のアルゴリズム・データを蓄積しています。累計特許出願数196件、累計特許取得件数95件 (2023年3月末時点)であり、ロボット、AIカメラ等のハードウェア領域においても先進技術を保有しています。

【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード:4259)
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL  :https://exawizards.com/

<広報に関するお問い合わせ先>
株式会社エクサウィザーズ 広報部 メール:publicrelations@exwzd.com