AIデジタルヘルスプロダクト × 運動・歩行・姿勢
- 運動器疾患・フレイル・ロコモの早期検知・介入の仕組みがなく、医薬品のR&Dにおけるリアルワールドデータの活用も進んでいない
- 独自の動画像解析AIを用いたアプリとデータプラットフォームを開発
- 患者・医療従事者からの高い満足度を獲得するとともに、リアルワールドデータを活用した新たな科学的エビデンスの構築も進む
[ DXの課題 ]
超高齢化社会における介護予防・重症化予防に向けて、運動器疾患・フレイル・ロコモティブシンドローム等の早期検知・介入の重要性が高まっているが、世の中にはまだ仕組みが確立されていない。
また、医薬品の研究開発において、臨床医療データであるリアルワールドデータの活用が進んでいるが、データソースやプラットフォームの多様性に欠ける面があり、医療のデジタル化を機会としてより高度なリアルワールドデータの創造と活用が求められている。
[ exaBaseを活用した解決策 ]
当社が保有していた独自の歩行評価AIを活用し、高齢者の歩行の様子を撮影した動画から、歩行速度を含む複数の歩行状態を可視化・評価できるAIアルゴリズムとスマートフォンアプリを構想企画段階から協業して開発。
共同開発は、機械学習エンジニア、ソフトウェアエンジニア、UX/UIデザイナーと共に現場に足を運び医療従事者や高齢者の方の声を聞き、プロダクトの仕様や機能、デザインに反映していくアジャイル式で進め、国立長寿医療研究医療センター荒井理事長監修のもとでアルゴリズムの高度化を実施した。
単なるアプリ開発に留まるのではなく、データの価値・ポテンシャルを最大化するためのプラットフォーム開発や医薬品事業に対する複層的な価値創造、多様なステークホルダーとの連携を通じたデータエコシステムの構築を目指す。
アカデミアとの協業によりエビデンス構築を進めるとともに、回復期リハビリテーション病院を中心にプロダクトの導入・推進を進めていく。患者の方や医療従事者の方の利用満足度向上に努めながら、疾患啓発機能の効果検証やリアルワールドデータの蓄積を進める。
将来的には、獲得したデータやデジタル接点を活かして、医薬品の研究開発やエビデンス構築に資する取り組みを企画・実行していく。
[ 想定される成果 ]
- データを用いた状態把握・コミュニケーションの円滑化・効率化
(アプリを利用した実証実験において、医療従事者からは高評価を獲得)
- エビデンスの構築
アステラス製薬×エクサウィザーズ
超高齢化社会の課題をデジタルプロダクトで解決へ
https://exawizards.com/works/20510